住宅ローン金利、56.5%が変動金利を選択

住宅金融支援機構は、2017年度下期の民間住宅ローン利用者の実態調査結果にについて発表しました。
この調査は、2017年10月~2018年3月に住宅ローンを借入した人1500人を対象に。利用した金利タイプや住宅ローン選びについてアンケートを調査を実施し、その結果をまとめたものです。それによると、

  1. 「変動型」の利用割合は56.5%と増加し、「全期間固定型」も13.3%に増加したが、「固定期間選択型」は30.1%に減少した。
  2. 「固定期間選択型」は、固定期間「10年」の利用割合が54%と増加。
  3. 住宅の種類別(新築・中古、注文住宅・建売・マンション)では、各種別とも「変動型」が最多であるが、中古マンションが「変動型」の利用が69%と特に多い。
  4. 融資率は約7割が、「変動型」で融資率「90%超100%以下」となった。
  5. 返済負担率は、「15%以内」及び「20%以内」の構成比が高い。概ね85%以内の人が、30%以内である。
  6. 世帯年収は全ての金利タイプで、「600万円以下」と「800万円以下」の構成比が高い
  7. 返済期間中に、金利変動があり得る「固定期間選択型」と「変動型」を利用した人で、住宅ローンの商品特性や金利リスクの理解度は「理解しているか不安」または「よく(全く)理解していない」との回答が4割から5割に達している。
  8. 金利上昇時の対応について、「見当がつかない、わからない」という回答が2割近くある
  9. 利用した住宅ローンを選んだ決め手は「金利が低いこと」が最多で約7割(69.7%)に達した。

「変動型」の借り入れが増えた背景には、日銀のマイナス金利政策により銀行の「固定金利選択型」の金利競争が一段落したことや、ネット銀行の台頭もあって、足下では、「変動型」が「固定金利選択型」よりも割安感が高まったことにあります。

もし、手元資金が豊富で一括返済が可能な資金がある、借換などで借入期間が短い場合などは、「変動型」で低金利を享受するメリットがあると言われています。

一方、日銀がマイナス金利政策を転換した場合、金利は上昇する可能性があります。今のところ当面そのような動きはないと予想されていますが、数十年かけて返済する住宅ローン契約では将来の金利変動注意しながら、固定型や変動型を選択する必要があるでしょう。

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